税務コンプライアンスとは
会計や税務業務について、どれくらい「しっかりしているか」は会社によって結構違っていたりします。
公開会社でも、新聞などで何百億円の不祥事を起こすようなことはありますが、基本的にはとてもしっかり処理がなされています。
内部統制組織などと言われますが、公開会社では法という名前の付くものには絶対違反しないように徹底した管理を行おうとしています。
なので、不祥事のパターンは、
・ この内部統制のおよばない経営陣によるもの(オーナー一族が会社の金を私的に使っていた)
・ 内部統制を守らなくてもわからなかった(古参の社員に通帳を預けっぱなしにしていた)
といったことが多いです。
コンプライアンスがしっかりしているとちゃんとしている
なので、オーナーが きちんとしたい と 明言していたり、 内部統制がしっかり整備されていると ミスも(相対的にですが)少なくなります。
税務調査も少なくなる?
ミスが少ないと、調査でも否認事項が減りますから、税務署としても足が遠くなるといったことがあるかもしれません(よくわかりませんが)。
あくまでも 聞いたところですが、 税務調査も絞り込みをかけているようです。
・ 税務職員の数は減少傾向にある。
・ 税務調査の手続きが改正され、従来より手間がかかる
ということから、ある程度 調査先を絞るような取り組みがされているようです。
コンプライアンスと税務調査
なので、税務に関するコンプライアンスの取り組みがしっかりなされていれば、それを持って、調査の頻度を減少させたり、簡易な手段で終わらせるということが行われると予想されます。
中小企業の税務コンプライアンス
いろんな取り組み方あるのでしょうが 法人会が チェックリストを公表しています。
企業のための「自主点検チェックシート・ガイドブック」
ざっと見ますと、税務のみならず、会計の事項についても かなりの項目があります。 税務じゃないじゃん、と思われますが、実際税務調査の場面で、税法的な解釈が焦点となることはあまりなく、売り上げの計上漏れなど 会計のミスを指摘され修正申告で終わるようなケースも少なくないため、効果はあると思われます。
項目の内容については、別途 UPをしたいと思います。